自己肯定感を上げるには
2025年10月06日
子ども時代に
自分の感情をそのまま受け止めてもらうことが「愛」だと感じていると(つまり、親にそれを求めていたら)
大人になっても
自分の気持ちを人に聞いてもらうのが当たり前になります
そして
「かわいそうに。あなたは悪くないよ」
「わかるよ、その気持ち」などと共感してもらえれば満足しますが
もし相手から「もっとあなたもこうすればよかったのでは?」とか
「その人の言うことの方が正しいと思うよ」といった忠告をされると
「愛がない!」と感情的に反発します

※「モンキートレーナーたまこ」イラストより
これは「自分の気持ちを自分で処理できない」という
子どもの脳(感情脳)の特徴なのです
7歳以降
感情脳は自動操縦で動くので
大人になっても 周りの人の忠告が聞けず
相手を責めるので
成長するために必要な能力を身につけることができません。
フラクタル心理学では
周りの人たちはあなたの深層意識の鏡ですから
あなたに対して色々な忠告をしてくれています
自分という表層意識はとても視野が狭く
自分自身のことがほとんど見えていません
例えるなら
自分の目で見える範囲では
自分の後ろ姿や足元は普段見えていません
しかし、周りの人にはそれが見えていますから
「背中に値札がついていますよ」と親切に教えてくれるのですが
本人には見えていないからこそ
あなたはその言葉を受け入れられず
失礼なことを言われたと怒ってしまうのです
なぜそう反応するかというと
「自分のことは自分が1番わかっている」と普段から当たり前に思っているので
「お前なんかに私のなにがわかるんだ!」と腹が立つのです。
相手はあなたの為を思うからこそ
何度も指摘してくれますが
あなたが聞き入れないので次第に言い方がきつくなります
あなたはそんな相手の態度に腹を立て
「自分は悪くないのに非難された」と傷つき
その傷ついた心を誰かに聞いてもらい
「お前は悪くないよ」と言って慰めてもらおうとします
もし、そう期待した相手が
「お前が間違っているよ。相手の指摘の方が正しいよ」などと言おうものなら
「愛がない!」とあなたの感情は再び怒り狂うのです
こうして
あなたは背中に値札をつけたまま
感情脳が反応し忠告を聞き入れないので
同じ忠告を(相手を変えて)何度も聞くことになります
その度に感情的に反応して相手を悪者にするので
そのうち周りは誰もあなたに忠告すらしなくなるでしょう
このように
感情脳(子どもの脳)は
子どもの頃に自分の思い通りにならないときにとった反応を
大人になっても自動操縦でとり続けます
大泣きしたり 不貞腐れたりして
感情を親(家族)に激しくぶつけていた人ほど
相手からの忠告を激しい拒絶と受け取ってしまうのです
大人になると社会では
子どもが気に入らないと地団駄を踏んで親を思い通りに動かすようなやり方は通用しません
でもあなたの子供の脳は
外側から忠告を受ける度に
「拒絶された!ひどい!愛がない」と感情的に反応し腹を立てます
そして、誰かに「あなたは正しいよ」と慰めてもらうことで
傷を癒そうとするのです
このように人を悪者にして相手の忠告を無視している限り
自己肯定感は上がりません
あなたの背中には値札がついたままなので
また同じことを誰かに指摘され続けるからです
大事なことは
人の忠告をちゃんと聞き入れて
相手の言うとおりに行動できる自分(この場合は値札を取る)になることなのです
そのためには
まず自分の「子どもの脳」に
「お前は偉くない。親(=深層意識、周りの人)の言うことを聞きなさい」と教え
従わせる必要があります
そして
思考の現実化理論が示す通り
表層意識の自分(自分という意識)の視野はとても狭いということに気づくからこそ
自分の深層意識の声(周りの人の忠告)を素直に聞き入れることができます
そうすることで
深層意識が示す標識に従って
人生の目的に向かって穴を掘らずに(無駄な問題を作らずに)進むことができるのです
フラクタル心理学には
未熟なままの脳のOS(感情脳)をアップデートする
理論と修正法があります
この深層意識と表層意識の関係をとても分かりやすい言葉で表現されているこの本をお勧めします
夫と妻だけでなく、上司と部下、先生と生徒、親と子、あらゆる問題が一つの根っこから生じていることが理解できますよ
深層意識には、自分では気づかない、暴れ猿のような未熟な自分(インナーチャイルド)がいます。
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