脳の中は一元
2020年07月13日
脳の中は一元の世界
わかりやすく言うと
自分の本音と建て前
すべてを目の前に現実化して見ている世界です。
もちろん、誰しも本音だけで生きていることはないし、
建て前だけで生きてもいないのですが
自分の人生が制御不能になるのは
この本音と建て前、すべてが現実化していることを知らないからなのです。
本音と建て前というくらいだから
この二つは真逆の思考といっていいいのですが、
実は本音が感情脳で
建て前が理性脳なのです。
相手が目の前にいるときはいい顔をして
目の前からいなくなれば悪口をいう
言わないとしても心の中では批判しているとか
仕事をしながら、遊びを夢想したり
運転しながら誰もみていないからとちょっとだけ交通違反をするとか
そんなことは誰もがあたりまえにやっているとは思いませんか?
「あたりまえ」「ちょっとだけ」と思うとしたら
それは、空気のようにいつもあたりまえに真逆を思考し
「ちょっとだけ」と言いわけしながらいつも真逆を行動しているということなのです。
「ちょっと」は、実は膨大な量の思考なのです。
フラクタル心理学を勉強し、思考の現実化理論を理解すればするほど
脳の中に真逆の思考があるとエネルギーは相殺されてなにも積みあがらないということがわかってきます。つまり人生になにも積みあげられないのです。
この本音と建て前をつくったのは子どものときです。
こどもは本音で生きています。
まだ理性脳は発達していません。子どもにとっての理性脳(建て前)の思考は、
親にあたります。
親が子どもに向けて言う言葉
「お片付けしなさい。掃除をしなさい。勉強しなさい。手伝いなさい。静にしなさい。いうことを聞きなさい。」
それらの言葉を子どものときどう認識し、どう行動したかが、
今現在大人になって、本音(感情脳)が建て前(理性脳)に従って行動できるかどうかを決めているのです。
親のやり方をあまたの中で批判してきた子どもは、
子どもの自分の方が親よりも偉いと認識しています。
それは感情の自分の生き方が正しく、親のような建て前(理性)で生きている生き方が間違った生き方だと認識しているということなのです。
すると、理性的な生き方をバカにして、本音で生きようとするので、
社会のルールに従えない自分を正当化し、それを自分らしさだと思います。つまり、本音で生きる=我儘な子どもの感情を優先して生きる、ことが正しい生き方だと思っているのです。こうなると世の中の大人が本音を隠して生きている嘘つきにしか見えません。つまり、自分だと認識している部分(感情脳)が自分の大人の脳(理性脳)を拒絶して、感情脳だけで生きようとするのです。
それは成長しようとしない、ということなので、脳は進化しません。
そうなると、感情的で、わがままで、気が変わりやすく、仕事嫌いで、親や社会のルールを守ろうとしない本音の自分の思考ばかりが現実化するようになるので、人生は次々に問題が起き、不安や心配事に振り回されるようになっていきます。
一元の世界に「本音と建て前」という言葉は存在しません。
それがあると自分の人生のコントロールを失うからです。
「誰もが多重人格者」
「勝ちパターンを手放す」