我儘を許してくれるのが愛

カテゴリー/ ブログ |投稿者/ カウンセリングルーム「桜」
2025年05月29日

人は誰しも親に対する不満を多少なりとも抱えています

その不満は「感情脳」によるもので

理性が十分に発達していなかった子どもの頃に生じたものです

 

子どもは感情脳だけを使うので

自分の欲求が満たされないと強い不満を感じます

この頃の子供にとって

愛とは自分の我儘を許してくれることです

 

特に全面的に依存している親には

無意識に「完璧な世話」や「理想的な対応」を期待します

そして

その期待が裏切られると

怒りや悲しみといった感情が生じ

「親には愛がなかった!」と

感情脳の中に記憶されます

 

そして

子どもは我儘がデフォルトなので

自分がどれだけ我儘だったかは記憶しないのです

 

このとき形成された「不満の感情回路」は

思考パターンとして大人になっても無意識に残り続けます

 

その結果

自分より立場が上の人間や社会に対しても

無意識のうちに

親に求めた“完璧な対応”を期待し

満たされないことで不満を感じます

 

そして相変わらず

自分の我儘は

当たり前なので自覚しないのです

 

でも

思考の現実化には法則があり

人は成長するために現実を創り出していますから

 

子どもの立場で親に対し一方的に不満をぶつけていた頃は

親の痛みや苦しみを想像することができませんでしたが

 

自分が「親」や「上の立場」になったとき

同じように自分の子供や

自分より下の立場の他人から

不満をぶつけられ

かつて親に与えた苦しみを

自分が味わうことになります

 

「親なんだから私を育てるのは当たり前」と

親に対して許されていた甘えは

社会では許されないことを

大人になれば

嫌というほど繰り返し学ぶのです

 

親は子供にどんな扱いを受けても恨みませんが

自分の子どもや他人はそうはいきません

 

「愛とは自分の我儘を許してくれること」という

初期設定を変えないかぎり

「私は間違っていない、親が間違っている」と親を非難し続け

愛を持ち出しては自分の我儘を正当化し

愛に裏切られ続けるのです

 

フラクタル心理学には

未熟なままの脳のOS(感情脳)をアップデートする

理論と修正法があります

 

深層意識には、自分では気づかない、暴れ猿のような未熟な自分(インナーチャイルド)がいます。

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