我儘な自分を抱きしめている!
2020年06月29日
やる気になっても三日坊主で長続きしないということはないですか?
これまで頑張ってきたのに、上手くいかないことが多い、と思っているなら
感情脳のわがままを見逃しているから。
誰しも自分が可愛い、大切だと思うのはあたりまえなのですが
この可愛い、大切だと思っている自分とは、
感情の自分のことなのだと知らないことが問題を起こします。
感情は未熟な子どもの頃の思考で、
今の自分とは全くの別人格
別な脳の部位なのですが、ここが混同していると、
子どもの頃からあたりまえに使ってきたこの感情の自分こそが
本当の自分だと思いこんでいます。
感情を大事にするとは、単にわがままな自分を大切にすることなのですが、
例えわがままだと気がついても、
感情を自分らしさだと思っているかぎりは変えようとしません。
誰かに「変えなさい!」と言われれば、自分を否定された!と感じるので、
猛烈に反発し、言った相手を悪者にしてしまいます。
それが、大人になれない、社会で上手く生きられない原因になっています。
しかも、思考が現実化するこの世界では、この我儘な自分が外側に投影されて、
なんども自分を苦しめる嫌な人になって現れるのです。
このループにはまってしまうと人との戦いに明け暮れて、
ますます自分の人生に集中できず、
努力や責任感を積み上げることが出来ません。
結局、意志の力が十分に育たないので、
大人になれば本来得られるはずの達成感や自己評価が得られず、
偽物の達成感ばかりを追い求めているうちに何かの中毒になり、
身体の調子まで崩してしまいます
自分の感情を育てられるのは自分の大人の脳だけなのです。
どれだけ我慢してきたか、努力してきたか、責任をとってきたかで、
人によって大人の脳の成長度は違います。